MESSAGE

Ultra-High Purityの
ウルトラ高純度水素が拓く、
新たな未来。

代表取締役社長
横山
Yokoyama Motohiro
元浩

超高純度水素の需要が高まった今こそ、社会貢献の好機。

弊社の社名である「Ultra-High Purity」は「超高純度」という意味で、それはそのまま自社事業の核である超高純度水素を指します。超高純度水素には、半導体や医療設備・機器、宇宙工学、自動車といった業界に次世代の科学技術革新をもたらす巨大な可能性が秘められています。この可能性を早くから予見し、水素精製を長年のテーマとして研究に取り組んできたのが、松本佳久教授です。私は、松本先生の活動をずっと応援してきましたが、先生にはご自身の技術を実用化し、世の中のために貢献したいという強い思いがありました。超高純度水素の需要が高まった今こそ、社会貢献の機は熟したのではないかと考え、弊社の起業を決断しました。

国家プロジェクトである超合金構想に貢献したいという思い。

バナジウム超合金構想は、いろいろな研究機関、大学、企業が協業している、いわば国家プロジェクト。わが国の最先端技術が結集してできあがるのが、バナジウム超合金です。水素透過膜に単体のバナジウムを使うよりも、バナジウム超合金を採用する方が、得られる水素の量も膜としての耐久性も格段に優れています。現在、弊社が挑もうとしているのは、99.9999%以上の高純度の世界。シックスナインの純度でなければ生み出せない新たな技術、製品、サービスがあります。そういった次世代の科学技術の発展に寄与したいという思いが、私たちのモチベーションにつながっています。

Ultra-High Purityのコア製品であるVISA module。これまで限りなく試作を繰り返し、製品化(左端)に到達することができました。

強固な共同開発・連携体制をもとに、最先端技術を広く発信。

水素精製に関連する技術、そして弊社製品である精製装置や透過膜のさらなる革新をめざして、太陽鉱工株式会社様、株式会社東海理化様との共同開発体制を構築しています。また、他にも企業や研究機関の皆様とも連携しながら、私たちが進むべき道をともに切り拓いています。一方、国内はもちろんのこと、台湾をはじめとする海外の機関・企業とのコラボレーションも既に始まっており、半導体分野といった超高純度水素を必要とするマーケットから数多くのオファーが届いています。弊社が位置する九州東端の大分は今や、さまざまな産業がひしめく先端技術のゆりかごであり、日本はもとより海外の注目を集める地です。Ultra-High Purityは、この場所から水素に関する最先端技術を広く発信していきたいと考えています。

志を同じくする皆様と、水素社会実現への道を切り拓いていきたい。

弊社は、自らの事業の成功のみを追求する企業ではありません。最終的には、地球上の人々の暮らしを豊かにすることへの貢献こそ、自らの使命だと考えています。超高純度水素精製は、それほどの途方もないスケールを持った技術であると確信しています。それゆえに、高難度なチャレンジであると実感することもあります。私たちは個々では微力かもしれませんが、協業や連携により力を合わせることで、誰も登れなかった高い壁を越えることさえ可能です。Ultra-High Purityと志は同じだとお考えの企業、機関、大学の皆様の共創のお申し出は、いつでもお待ちしております。ともに水素社会実現への道を切り拓いていきましょう。

株式会社Ultra-High Purity
代表取締役社長 横山 元浩